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半四郎山(1126m)広見山(1186.7m) 展望図はカシミール3Dで描画
【半四郎山〜広見山周回ルート】島根県美濃郡匹見町 2003.12.01

中国自動車道を吉和で降りて国道186号線を潮原温泉方面へ向かい温泉の手前中津谷の分岐で国道488号線に入り中津谷川に沿って細い車道を走り県境を越え匹見町へ向う。特に県境を越えてからが対向車とすれ違うのも大変なカーブの連続で慎重な運転が要求される。
いよいよ谷底近くまで降りるとヘアピンカーブの所に案内道標と駐車地がある。ここから未舗装の林道広見線に入り橋を渡った所にも3台程度の駐車地がある。
登山口の案内道標の所から沢に沿った山道に入り右に沢音を聞きながら耕作地跡の植林帯を上り小さな流れを渡り今度は沢音を左に聞いて鞍部の手前で右尾根の斜面を直登気味に登り最後の急登にあえぐとやがて笹原の尾根に出て一気に展望が開ける。1118mピークの向半四郎山からは360度の大パノラマが展開する。なぜか12月とは思えない小春日和の空から鳥の声ならぬ戦闘訓練機の爆音が響いていた。
(ここまで上り約40分)
大休止、記念撮影の後対面の半四郎山へ向う。一旦鞍部の笹原まで下り上り返すと図根石柱のある山頂に至る。ここからもほぼ360度の展望が得られ振り返ると今歩いたばかりの笹原のジグザク登山道が印象的だ。
(この間約15分)
ここでも小休止、記念撮影後谷をはさんで大きく迫る広見山へ向う。ここでの下り斜面登山道途中に立派な杉巨木がある。途中の落葉の明るいブナ林も素晴らしく小さな沢を渡り上り斜面の展望縦走路から後を振り返ると半四郎山と向半四郎山の姿が実に美しい。そして山頂手前の登山道で赤ゲラ?の姿を初めて見た。やがて尾根に出て傾斜が緩むと二等三角点の広見山山頂に至る。ここからも北面以外の素晴らしい眺望が得られる。小広く笹の刈られた山頂で昼食を取り大休止とする。
(この間約25分)
帰りは縦走路をそのまま進み超急降下で谷筋に降り立ちやや右に振り小さな沢を何度か渡り返しながらやがて右岸を歩くようになり湿って滑りやすい道を右の植林地に沿って下りまた沢を渡り左岸に移りそのままさらに下ると左に広見山への案内道標を見て最後に小沢を渡り林道広見線に飛び出る。
(この間約30分)
ここを右折して広見川沿いの林道を下り登山口に戻る。
(この間約55分)
このルートは登山道の笹が大きく刈り払われただけで自然が多く残り沢良しブナ良し展望良しの3拍子そろった素晴らしい縦走コースだと思う。
帰りに吉和の魅惑の里の温泉「水神の湯」(550円)で汗を流してサッパリして帰る。

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